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第1回
「ウートフ現象を起こさないように注意しましょう」

監修:
東北医科薬科大学 医学部
老年神経内科学教室 教授 中島一郎 先生

NMOSDでは、体温の上昇に伴って、一時的に神経症状が生じたり悪化したりすることがあります。これを「ウートフ現象」といい、日本では約30~50%の患者さんに現れるとの報告1,2)があります。
このウートフ現象の有無、またその“きっかけ”となる状況は患者さんごとに異なります(例えば、風呂に長く入ると現れる、ラーメンや鍋など熱い物を食べると現れるなど)。症状が急に現れると「再発したのではないか」と不安な気持ちになることと思います、まずは落ち着いて体温を下げるようにしてみましょう。ウートフ現象であれば、体温が下がると数分から数時間で良くなります。体温が下がっても症状が持続する場合は再発の可能性を考えないといけないかもしれません。その場合は早めに主治医にご相談ください。

ウートフ現象を
起こさないために …

運動する際は、適度な休憩、冷却グッズや冷たい飲み物を準備すれば安心です。

夏場は、室内でもクーラーを積極的に使用しましょう。

冬場でも、こたつなどの暖房機器の使い方やお風呂での長湯には注意をしましょう。

1)
Muto M et al, Eur J Neurol 2015; 22(2): 299-304.
2)
Park K et al, Eur Neurol 2014; 72(3-4): 153-156.