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最終更新日2021/03/09

第6回
「災害に対する備え」

監修:
群馬県難病相談支援センター
難病相談支援員 川尻洋美 先生

日本では近年、地震や津波、台風、豪雨などの災害が多発しています。災害時には電気・ガス・水道のほか、通信手段や公共交通機関も使えなくなり、しばらくの間は避難所あるいはご自宅などでの避難生活が続くことが予想されます。日頃から災害が起こったことを想定して準備しておきましょう。災害時には「自助」がとても重要です。

避難生活中も治療を継続できるよう、あらかじめ災害時の対応や主治医との連絡方法などを確認しておきましょう。

災害時には普段とは異なる医療機関を受診する可能性もありますので、保険証や特定医療費(指定難病)受給者証のほか、障害者手帳やお薬手帳などを携帯しておきましょう。紛失することも考えられるので、コピーをとったりスマートフォンで撮影したりしておくとより安心です。

災害が起こってから公的な支援が始まるまで3日程度かかることを想定し1)、日常使用している治療薬や医療用品は少なくとも3日分、できれば1週間分を常備して非常用持ち出しバッグに入れておきましょう。さらに、自宅以外の場所で被災する、自宅が倒壊して薬が取り出せないといった事態に備えて、職場や学校などにもストックしておくことをおすすめします。

自治体では難病患者を含む病気や障害がある方向けの災害対策マニュアルや、避難時に役立つ「災害時医療手帳」などを準備して災害に備えています1)。一度確認されてみてはいかがでしょうか。

1)
平成28年度厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等克服研究事業 難治性疾患等政策研究事業 (難治性疾患政策研究事業)
「難病患者の地域支援体制に関する研究」班 . 『災害時難病患者個別支援計画を策定するための指針』改訂版 2017年
https://www.nanbyou.or.jp/wp-content/uploads/upload_files/saigai.kaitei.pdf (閲覧日:2021/02/02)