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おすすめのリハビリテーション

最終更新日2024/03/25


NMOSD患者さんには、体力や筋力の低下を防ぐため積極的に体を動かすことが勧められています。ただし、がんばり過ぎは逆効果。自分のペースで、回数や秒数にこだわらず、疲れを感じたら終了してください。ウートフ現象に気をつけて行いましょう。

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ウートフ現象:体温の上昇に伴って、一時的に神経症状が生じたり悪化したりすること
監修:
医療法人セレス さっぽろ神経内科病院
理事長 深澤俊行 先生

第9回「呼吸体操 体の脇を伸ばす運動」

体の脇を伸ばす運動(3回)
  1. いすに座って、まずは左手を頭上に上げ、鼻から息をゆっくり吸いながら、体を右側に4秒かけて倒します。そして口から“フー”と息をゆっくり吐きながら、4秒かけて最初の位置に戻します。
  2. 今度は右手を上げ、同様に鼻から息を吸いながら、4秒かけて体を左側に倒します。そして口から息を吐きながら、4秒かけて最初の位置に戻します。

※ ①~②で1回とし、これを3回行いましょう。

※ 「4秒かけて」とありますが、大体の目安です。自分のペースでゆっくりと行ってください。

※ バランスをくずさないように、足を肩幅くらいに広げて座りましょう。

※ 体を倒すときは、片方の手はいすの横につきましょう。

深澤俊行編. やさしい多発性硬化症の自己管理 改訂版 -よりよい毎日を過ごすためのQ&A-.
株式会社医薬ジャーナル社. 2016. p.86 改変