視神経脊髄炎(NMOSD)の情報を提供し、患者さんと家族の
思いを未来へつなぐサイト
おすすめのリハビリテーション
最終更新日2024/05/27
NMOSD患者さんには、体力や筋力の低下を防ぐため積極的に体を動かすことが勧められています。ただし、がんばり過ぎは逆効果。自分のペースで、回数や秒数にこだわらず、疲れを感じたら終了してください。ウートフ現象*に気をつけて行いましょう。
- *
- ウートフ現象:体温の上昇に伴って、一時的に神経症状が生じたり悪化したりすること
- 監修:
- 医療法人セレス さっぽろ神経内科病院
理事長 深澤俊行 先生
第2回「ももの筋肉、ももの後ろの筋肉」
ももの筋肉(5回)
- ❶立った姿勢でいすやテーブルなどに手をつきながら、まずは両膝を5秒かけてゆっくりと軽く曲げていきます。
- ❷今度は、曲げた両膝を5秒かけてゆっくりと伸ばし、最初の位置に戻します。
※ ①~②で1回として、これを5回、痛みを伴わない無理のない範囲で行いましょう。
※ 転倒の危険があるため、必ずいすやテーブルなどに手をついて行いましょう。
ももの後ろの筋肉(5回×左右の足)
- ❶立った姿勢でいすやテーブルなどに手をつきながら、まずは片方の足のかかとを5秒かけてゆっくりとお尻に近づけていきます。
- ❷今度は、かかとを5秒かけてゆっくりと下げ、最初の位置に戻します。
※ ①~②で1回として、これを5回、痛みを伴わない無理のない範囲で行いましょう。
※ 終わったら反対側の足でも同様に5回行いましょう。
※ 転倒の危険があるため、必ずいすやテーブルなどに手をついて行いましょう。
※ お尻にかかとを近づける際は、膝が前に出ないようにしましょう。
深澤俊行編. やさしい多発性硬化症の自己管理 改訂版 -よりよい毎日を過ごすためのQ&A-.
株式会社医薬ジャーナル社. 2016. p.77,78 改変