視神経脊髄炎(NMOSD)の情報を提供し、患者さんと家族の
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提供:中外製薬株式会社
最終更新日2023/10/30
病気の原因、正体は何ですか?
- 【監修】
- 東北医科薬科大学 医学部 脳神経内科学
教授 中島 一郎 先生
中枢神経系※は、神経細胞と血管、グリア細胞※※で構成されています。
視神経脊髄炎(NMOSD)は、アストロサイトが炎症で傷つくことで神経の働きに影響がでます。
- ※中枢神経系:脳、脊髄、視神経からなり、全身に広がる神経ネットワークの司令塔として働いている。
- ※※グリア細胞:神経細胞の10~50倍の数が存在し、神経と連携して働いている。
体を外敵から守る免疫の仕組みに異常が起こり、自分自身の脳や脊髄の細胞を攻撃して、壊してしまいます。
アストロサイトの足突起には、水分子の出入りを調節するアクアポリン4(AQP4)というタンパク質がたくさんあります。免疫異常によって増産されている自己抗体(AQP4抗体)がこのタンパク質をターゲットとして攻撃します。