最終更新日2024/11/13

視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD*)とは?

*NMOSD:Neuromyelitis Optica Spectrum Disorders

【監修】
東北医科薬科大学 医学部 脳神経内科学
教授 中島 一郎 先生

自分の細胞を間違って攻撃してしまう「自己免疫疾患」のひとつで中枢神経の病気です。

イメージ図。日本全国で患者数約6,500人。男女比男性1:女性9(**)。発症年齢30代後半~50代に多い。

**AQP4抗体陽性視神経脊髄炎(NMOSD)の場合
多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023 日本神経学会監修
Hor, JY, et al. Neurology and Clin. Neuroscience. 2021; 9(4): 274-281.
難病情報センターホームページ https://www.nanbyou.or.jp/ (2023年9月現在)から引用

主に、脳や脊髄、視神経に炎症が起こるのがこの病気の特徴です。人によって、炎症が起こる部位が違うので、症状もさまざまです。
症状が急に進むので、できるだけ早く、神経内科などの専門医、または入院治療ができる眼科を受診しましょう。

脊髄では、手足や体の一部がしびれる、感覚がなくなる、強い痛みを感じるなど。視神経では、目が見えにくい、視野が部分的に欠ける、目の奥が痛いなど。脳では、しゃっくりが止まらない、吐き気や嘔吐があるなど。
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