<提供:中外製薬株式会社>
最終更新日2020/09/01
エンスプリングによる治療を始めるにあたって
- 【監修】
- 東北医科薬科大学 医学部 脳神経内科学
教授 中島 一郎 先生
エンスプリングの治療を受けられない患者さんについて
以下のような方はエンスプリングによる治療を受けることができません。
該当する方は、必ず主治医にお知らせください。
- 重い感染症にかかっている方
- 重い感染症にかかっているときにエンスプリングを使用すると、感染症が悪化して命に関わるおそれがあります。
ただし、感染症が治ったことが確認された後であれば、エンスプリングによる治療を始めることができます。 - 結核の症状のある方
- 結核の症状のある方がエンスプリングを使用すると、結核を悪化させる可能性があるため使うことができません。
結核の活動性が確認された場合はエンスプリングを使用せず、主治医の指示により、結核の治療を優先してください。 - 過去にエンスプリングに含まれる成分でアレルギー症状(過敏症)を起こしたことがある方
- 一度、強い過敏症を起こしたことのあるお薬やそれに似たお薬を再び使うと、再度、過敏症を起こす可能性が高く、場合によっては命に関わることもあります。
そのため、エンスプリングに含まれる成分で過敏症を起こしたことのある方は、エンスプリングによる治療を受けることができません。
以下のような方は治療前にお知らせください。
エンスプリングによる治療が適切かどうかを主治医が判断する必要があります。
- 視神経脊髄炎(NMOSD)以外の病気にかかっている方
- かぜをひいている、せきや鼻水が出る、排尿時に痛みが増えるなど、感染が疑われる症状がある方
- これまでにB型肝炎にかかったことがある方、B型肝炎ウイルスへの感染の疑いがある方
- 結核にかかったことのある方
- 感染症にかかってすぐに治らなかった方
- 肝臓の機能が低下している方
- これまでにお薬でアレルギーを経験したことのある方
- お薬以外でアレルギーのある方
- 妊娠中の方、妊娠する可能性のある方、授乳中の方