<提供:中外製薬株式会社>

最終更新日2023/10/30

エンスプリングについて

【監修】
東北医科薬科大学 医学部 脳神経内科学
教授 中島 一郎 先生

エンスプリングは、視神経脊髄炎(NMOSD*)の再発予防治療のためのお薬です。AQP4抗体**の産生を抑える効果が期待されます。

  • *NMOSD:Neuromyelitis Optica Spectrum Disorders
  • **AQP4抗体:アクアポリン4(AQP4)抗体

エンスプリングはインターロイキン6(IL-6)***が働くための受け皿(受容体)に結合し、IL-6の結合を妨げて、その働きを抑えます。

***IL-6:免疫反応に関わる細胞で作られ、炎症に関与する物質(サイトカイン)のひとつ

エンスプリングがIL-6の結合を妨げているイメージ図。

治療方法:注射の方法

エンスプリングはAQP4抗体が陽性であることが確認された、成人及び小児の患者さんを治療対象としています。
治療開始時は、初回、2週後、4週後と投与し、その後4週間隔で皮下注射します。

注射間隔のイメージ図。