更新情報
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2023年10月18日
ミュージックビデオ、ショートムービー、ショートムービーの原作を更新しました。
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2023年10月17日
制作風景のコンテンツ、No.6 を公開しました。
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2023年10月12日
制作風景のコンテンツ、No.3 No.4 No.5を公開しました。
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2023年9月22日
制作風景のコンテンツ、No.1 No2を公開しました。
プロジェクトについて
『Raising Awareness of NMOSD with yama』は視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)※1の啓発を目的に発足しました。
本プロジェクトでは、アーティストのyamaを迎え、誰もが抱えている
"コミュニケーションにおける葛藤"
をテーマにしたエピソードを一般募集。※2
集まった人々の声をもとに、yamaが楽曲を書き下ろす、参加型楽曲制作プロジェクトです。
制作された楽曲は、指定難病であるNMOSDの啓発を目的としたショートムービーに使用されます。
※2 一般募集は終了いたしました。
NMOSDとは?
(視神経脊髄炎スペクトラム障害)
NMOSDは、かつては同じ疾患とされていた多発性硬化症(MS)とともに難病指定されている、脳や脊髄、視神経の病気で、自分の細胞を間違って攻撃してしまう「自己免疫疾患」のひとつ。
日本全国で患者数
約
症状は全身に及び、手足の痺れや視野が欠けたりすることによって日常生活に大きな影響を与える可能性がある難病です。
出典:視神経脊髄炎(NMOSD)Online
https://nmosd-online.jp/about/nmosd/#content
2023年5月19日閲覧
多くの難病と同様、
そもそもNMOSD自体の認知度は低く、
症状は一人ひとり異なる上に、
日によって違うこともあります。
自己免疫疾患は他者から症状が
見えづらいことも多く、
NMOSDは
「人に説明することが難しい病気」
のひとつです。
そして、そんな「分かりにくい」
病気がゆえに、
分かったつもりになった
決めつけ、無関心…
といった周囲からの
「一方的なコミュニケーション」に、
傷つき苦しむ患者さんも多いようです。
しかし
「一方的なコミュニケーション」
で傷つく、あるいは
傷つけてしまうことは
誰にでも起こりえます。
理解できないものと出会った時、
人は考えることをやめて
しまいがちですが、
一人ひとりが当たり前に
別々の価値観を抱え、
お互いを理解することが難しい
この社会では、
むしろ
「分からないこと」は、
コミュニケーションの
スタートラインであるはずです。
「分からなさ」に
背を向けず、
まっすぐ向き合う。
そんなコミュニケーションの形が
世の中に増えていくことが、
NMOSDという難病を理解するためにも、
そして誰もが
生きやすい社会をつくる
ためにも必要だと思います。
yama's Profile
SNSを中心にネット上で注目を集める新世代シンガー「yama」
2018年よりYoutubeをベースにカバー曲を公開し活動をスタート。
2020年4月に自身初のオリジナルとしてリリースされたボカロPくじらが手掛けた楽曲「春を告げる」はSNSをきっかけに爆速的にリスナーの心を掴み、あらゆるヒットチャートでトップにランクイン。
また2022年に放送されたTVアニメ『SPY×FAMILY』の第2期EDテーマである「色彩」ではボカロPくじらと約3年ぶりのタッグを組んだ。
2023年4月から放送のTVアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」Season2ではOPテーマを担当するなど、現在の音楽シーンを象徴するアーティストの1人。
他者から貼られるレッテルと闘い続けてきた
アーティストであるyama。
誰もが抱える孤独や葛藤をテーマにした曲づくりと、
真摯に自分と社会との関係性を問い続ける
姿勢を理由に
今回のプロジェクトへの参加を
オファーしました。
楽曲自体や物語が広がっていくことを通じて、
一人ひとりの心の形と向き合うことの大切さを
思い出すきっかけを共に作っていきます。
音楽活動をしていく上で自分と向き合うことをよくテーマにしていますが、今回は「誰かにとっての自分」と向き合う必要があると思っています。
誰とも違うたった一人の自分がいて、それぞれが本当の気持ちを抱えながらも、全てを分かり合うことはできずに孤独を感じている。
それでも人は一人きりで生きていけるわけではない。
語弊を恐れずに言えば、NMOSDという病気が持つ「分からなさ」は、人の心の捉えどころのなさと似ている気がします。
そんな「分からなさ」を越えていくには、何が必要だと思いますか?
アーティストとしても自分自身としても新しいチャレンジのつもりで取り組みますので、ぜひ皆さんの声も聞かせてください。
エピソード紹介
NMOSDの患者さんを含め、誰もが抱えている課題である、
「コミュニケーションにおけるモヤモヤ、葛藤」に
まつわる
エピソードを募集しました。
ここでは、投稿いただいた中から
いくつかのエピソードをご紹介します。
※エピソードの募集は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
あなたの「コミュニケーションにおけるモヤモヤ、
葛藤」に
まつわるエピソードを教えてください。
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制作風景
yamaの楽曲制作の裏側をリアルタイムにお届けします。
ミュージックビデオ
皆さまからいただいた声を元に
yamaが書き下ろした楽曲のオフィシャルMV。
ショートムービー
同じ難病でも症状も違えば、
それぞれの患者さんが抱えている悩みも違います。
今回はNMOSDをはじめ、類似の疾患であるMS※の
患者さん10人からヒアリングしたエピソードをもとに
クリエイターがショートムービーを制作。
コミュニケーションをテーマに
患者さんが抱えている想いを描きます。
※多発性硬化症
ショートムービーの
原作はこちらから
中外製薬はNMOSDを始めとする難病治療薬の開発に取り組んでいます。
しかし、NMOSDの根本的な治療方法は未だ確立されておらず、疾患の早期発見や、患者さんが生きやすい環境のための、認知や理解もまだまだ足りないと感じています。
NMOSDの患者さんには、症状はもちろんのこと他者とのコミュニケーションに苦しまれている方が多くいます。
症状は医療によってある程度和らげることができるかも知れませんが、コミュニケーションの苦しみは周りの人にしか癒すことはできません。
このプロジェクトを通して、自分の周りにいる誰かとの関係を見つめ直し、同時にNMOSDという病気についても理解を深められるような、そんなきっかけを提供できればと考えています。